「1の指=ド」と覚えてしまったら?指番号とドレミを分けて理解する練習
右手の1・2・3・4・5で、ド・レ・ミ・ファ・ソ。最初にこの形を繰り返していると、「1はド、2はレ」と覚えてしまうことがあります。
すると、親指でファを弾く場面などで混乱してしまうんですね。これは、指番号と音の名前が結びつきすぎている状態です。叱って直そうとするより、二つの違いを小さな練習で確かめてみましょう。
指番号は「どの指」、ドレミは「どの音」
ピアノの指番号は、左右とも親指が1、人差し指が2、中指が3、薬指が4、小指が5です。
番号は、鍵盤の場所ではなく指についた名前のようなもの。親指でドを弾いてもファを弾いても、使っているのは1の指です。逆に、同じドを違う指で弾くこともできます。
最初は鍵盤を使わず、「3の指を見せて」と確認してみると、音の名前から離れて考えやすくなります。
同じ指で、違う音を弾いてみる
たとえば右手の1の指でドを弾き、一度手を離して、今度はファを弾きます。
「指は何番だった?」「音は何だった?」と、質問を分けてみてください。一度に速く答えさせる必要はありません。指は同じでも、音が変わることを確かめます。
次に、同じドを1の指と2の指で交代に弾いてみる方法もあります。今度は音が同じで、指が変わります。難しければ、一つの練習だけで大丈夫です。
新しいポジションは、少しずつ試す
いきなり曲全体の手の位置を変えると、本人も何が起きたかわからなくなります。短い音の並びから、先生と一緒に確認しましょう。
「ここまでの指番号は覚えられているね」と、できていることも伝えてあげてください。今までの練習が間違いだったと全否定せず、知っていることを広げていく感覚です。
なお、指番号と音名の混同は、音楽の「移動ド・固定ド」の区別とは別の話です。説明を増やしすぎず、まずは指と音を分けて理解することに集中します。
楽譜と鍵盤を結びつける練習も一緒に
音符を見て音名を答え、鍵盤でその音を探す。こうした練習も、指番号だけを手がかりに弾く状態から進む助けになります。
オンラインレッスンでは、指が見える角度にカメラを置き、短いやりとりで理解を確認できます。「手の場所が変わると急に弾けなくなる」と感じたら、先生にその場面を伝えてくださいね。
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