ピアノの知識

「木目のピアノはダメ」って言われた…それってホント?後悔しないピアノ選びのために

kanakoe

こんにちは! いつもは練習のコツなどをお話ししていますが、今日はちょっと趣向を変えて、皆さんが悩みがちな「ピアノ選び」について、私の本音を書いてみたいと思います。

「インテリアに合わせて木目のピアノがいいんだけど、先生に反対された。木目じゃダメなんですか?」というご相談をいただいたことがあります。

結論から言うと……「全然ダメじゃないですよ!」

むしろ、私は木目のピアノ、大好きです。

私はずっと「木目ピアノ派」でした

実は私、アップライトピアノを使っていた頃、2台とも木目のピアノだったんです。

1代目は母のお下がりだったのですが、お部屋に置いた時の温かみ、家具との馴染みの良さ……。あの独特の雰囲気は、黒い鏡面仕上げにはない魅力ですよね。毎日目にするものだからこそ、自分のテンションが上がるデザインを選ぶのは、ピアノを長く続ける上でもすごく大切なことだと思っています。

ただ、もし私の生徒さんが「木目がいい!」と言ったら、アドバイスしたいポイントが2つだけあります。

後悔しないための2つのアドバイス

木目のピアノを選ぶなら、デザインの前にここだけはチェックしてほしいんです。

1. 信頼できるブランド(ヤマハ・カワイなど)を選ぶこと

デザイン重視のメーカーの中には、中身(音を出す機構)が少し心許ないものも混ざっています。ヤマハやカワイといった信頼できるブランドなら、木目であっても中身の設計はしっかりしています。 腕の良い調律師さんに定期的にお願いすれば、メンテナンス次第で一生モノの相棒になってくれますよ。

2. 極端に背が低いモデルは慎重に!

「コンパクトで可愛いから」と、極端に背の低いアップライトピアノを選ぶのは少し注意が必要です。 ピアノは背が高いほど弦が長く、豊かな音が響きます。逆に極端に低いものは、コンパクトにするために内部の構造が特殊になっていることがあり、調律や調整が難しかったり、音が安定しにくかったりする場合があるんです。

また、背の低いピアノを弾くと、意外にも「音が大きく、はっきり聞こえる」と感じることがあります。 背が低いと、音が出る場所(天板や内部の空間)が耳に近いため、音がダイレクトに跳ね返ってきて、これを「よく響く」と勘違いしてしまいがちなのですが、実は音が広がらずに目の前で渋滞しているような状態なんです。

繊細な表現や、ホールで弾くような豊かな音色を育てるなら、やはり音がゆったりと響く空間を持ったサイズのものを選んでおくと安心です。

憧れのブランドも、ぜひチェックして!

もし、「予算はたっぷりあるから、最高に可愛くて良い音のピアノを!」ということなら、スタインウェイ(STEINWAY & SONS)、SAUTER(ザウター)やPETROF(ペトロフ)なども、うっとりするほど美しい木目のピアノを出しています。

スタインウェイの木目はもはや芸術品ですし、ザウターはモダン、ペトロフは木の温もりが本当に素敵です。

ただ、こうしたピアノを選ぶときは、ぜひ「実際に弾けるところ(ショールームなど)」を探して、そのものと音を確認してから購入することをおすすめします。天然の木を使っているからこそ、一台一台に個性があるんですよ。

まとめ:最後はあなたの「好き」を大切に

「どうしても今のインテリアに合わせたい」という場合は、最近種類が豊富な電子ピアノにするのも一つの手です。

ピアノ選びで一番悲しいのは、納得いかないまま買って、ピアノに触るのが楽しくなくなってしまうこと。

先生が反対するのは、きっとあなたの練習環境を思ってのこと。でも、もし「この木目のピアノなら、毎日弾きたくなる!」と思える1台に出会えたなら、それはあなたにとっての正解かもしれません。

もし迷ったら、いつでも相談してくださいね。一緒に最高の一台を見つけましょう!

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(カナコエ)
作曲家ピアニスト&
マーメイドパフォーマー
こんにちは、作曲家ピアニスト&マーメイドパフォーマーのkanakoé 「カナコエ」です。 クラシックとジャズを融合させたような自由な表現で、ピアノを軸に新しい音楽を紡ぎ出しています。 海や自然の風景から多くのインスピレーションを受け、波のきらめきや深海の静けさを音に変えて、聴く人を幻想的な世界へと誘います。 その世界観は、マーメイドとしての活動やショーの中でも息づいています。 一方で、ピアノ教育にも情熱を注ぎ、長年にわたり個人レッスンやオンラインピアノ教室を運営してきました。 アーティストとしての経験を生かしながら、音楽の魅力を次の世代へとつないでいます。
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