大人のピアノ初心者は何から始める?最初の1か月にやること
「大人になってから、ピアノを始めてみたい」
そう思ったものの、何から始めればよいのかわからず、まだ一歩を踏み出せていない方も多いのではないでしょうか。
ピアノや電子ピアノを買うのが先?
楽譜の読み方を覚えるのが先?
まずは指の練習から始めたほうがいい?
いろいろ考えているうちに、始める前から難しく感じてしまうこともありますよね。
でも、大人のピアノ初心者が最初にすることは、実はそれほど多くありません。
最初から完璧な環境を用意したり、楽譜をすらすら読めるようになったりする必要はないのです。
この記事では、大人になって初めてピアノを習う方に向けて、最初に準備するものと、最初の1か月の進め方をご紹介します。
大人のピアノ初心者は、まず「弾いてみたい曲」を考えよう
最初に考えてほしいのは、教材や練習方法ではなく、
「どんな曲を弾いてみたいか」
ということです。
クラシックの名曲、映画音楽、ポップス、アニメソングなど、どんな曲でもかまいません。
すぐには弾けないように思える曲でも、「いつかこの曲を弾いてみたい」という目標があると、練習を続ける理由になります。
もちろん、最初から原曲どおりに弾く必要はありません。初心者向けにアレンジされた楽譜なら、憧れの曲に早い段階から挑戦できることもあります。
カナコエ・ピアノアカデミーでは、大人の生徒さんには、基礎練習だけでなく、できるだけご本人が弾きたい曲をレッスンに取り入れています。
「この1曲だけ弾けるようになりたい」という目標から始めるのも大歓迎です。

最初から楽譜が読めなくても大丈夫
「楽譜が読めないから、もう少し勉強してから始めよう」
と思っている方もいますが、楽譜は、ピアノを弾きながら少しずつ覚えていけば大丈夫です。
最初にすべての音符や音楽記号を暗記する必要はありません。
まずは、
- 鍵盤の「ド」の位置を見つける
- 右手で簡単なメロディーを弾く
- よく使う音符の長さを知る
- 楽譜と鍵盤の位置を少しずつ結びつける
といったところから始めます。
最初のうちは、楽譜にドレミを書いて練習する方法もあります。大切なのは、書いてよいか悪いかではなく、自分がどのようにピアノを弾けるようになりたいかです。

ピアノを始めるために準備するもの
ピアノを始めるときに、最低限必要なものは次の3つです。
1.ピアノまたは電子ピアノ
ご自宅にピアノや電子ピアノがある場合は、まずはその楽器で始めてみましょう。
これから購入する場合は、長く続けることを考えると、88鍵で鍵盤に適度な重さがある電子ピアノがおすすめです。
ただし、「まだ続けられるかわからない」という段階で、急いで高価な楽器を購入する必要はありません。置ける場所や予算、弾きたい曲に合わせて選びましょう。
2.自分に合った楽譜や教材
大人の初心者向け教材には、楽譜の読み方から順番に学べるものや、知っている曲を使いながら学べるものがあります。
ただし、人気の教材が必ず自分に合うとは限りません。
基礎から順番に学びたいのか、まずは好きな曲を弾きたいのかによって、選ぶ教材も変わります。

3.無理なく練習できる時間
最初から「毎日1時間練習しよう」と決めなくても大丈夫です。
まずは1日10分程度、ピアノに触れる時間を作ってみましょう。
忙しい日は、右手だけ弾く、楽譜を見ながら指を動かすなど、短い練習でもかまいません。
大人のピアノは、一度に長く練習することよりも、無理のないペースで続けることのほうが大切です。
最初の1か月は、このように進めてみよう
1週目:ピアノと楽譜に慣れる
最初の1週間は、鍵盤の位置や座り方、手の置き方を確認します。
「ド」の位置を見つけたり、右手で簡単なメロディーを弾いたりしながら、ピアノに触れることに慣れていきましょう。
最初から長時間練習する必要はありません。毎日少しずつでも鍵盤に触れることを目標にします。
2週目:短い部分を片手で弾く
曲を最初から最後まで弾こうとせず、まずは2小節や4小節など、短い部分に分けて練習します。
右手と左手を別々に練習すると、音や指使いを確認しやすくなります。
弾けないところがあっても、毎回曲の最初から弾き直す必要はありません。難しい部分だけを取り出して練習してみましょう。
3週目:ゆっくり両手で合わせる
片手ずつ弾けるようになったら、とてもゆっくりした速さで両手を合わせます。
途中で止まっても大丈夫です。
両手になると急に難しく感じますが、これはピアノを始めたばかりの方なら誰でも経験することです。
速く弾くことよりも、右手と左手がどのように重なるのかを確認しながら進めましょう。
4週目:できるようになったことを確認する
1か月たったら、最初と比べて何ができるようになったかを振り返ってみましょう。
1曲すべて弾けていなくても、
- 楽譜と鍵盤の位置が少しわかるようになった
- 右手でメロディーが弾けた
- 両手で数小節弾けた
- ピアノに触れる習慣ができた
という変化があれば、十分に前へ進んでいます。
できなかったことだけでなく、できるようになったことにも目を向けてみてくださいね。
YouTubeの無料レッスンで、実際に弾いてみよう
「まだレッスンを受けるかどうかは決めていないけれど、まず一度ピアノを弾いてみたい」
そんな方に向けて、カナコエのYouTubeチャンネルでは、大人の初心者の方も一緒に取り組めるピアノレッスン動画を配信しています。
なかでも「初心者でも30分で両手で弾けるシリーズ」は、初めて両手でピアノを弾いてみたい方におすすめです。
動画を見ながら実際に鍵盤に触れてみることで、
- ピアノを弾く楽しさを体験できる
- 自分がどこで難しいと感じるのかわかる
- 先生の説明やレッスンの雰囲気を確認できる
- オンラインレッスンを受けるイメージがわく
といったメリットがあります。
まずは動画を見ながら、気軽にピアノを弾いてみてくださいね。
「初心者でも30分で両手で弾けるシリーズ」をYouTubeで見る
動画だけではわかりにくかった部分や、「自分の弾き方を実際に見てもらいたい」と感じたときは、個人レッスンで相談することもできます。
大人の初心者が気をつけたい3つのこと
最初から難しい曲を原曲どおりに弾こうとしない
憧れの曲に挑戦するのは素敵なことですが、最初から原曲どおりに弾こうとすると、難しすぎて練習が止まってしまうことがあります。
まずは初心者向けのアレンジで曲全体を楽しみ、上達してから少しずつ原曲に近づけていく方法もあります。
間違えずに弾くことだけを目標にしない
ピアノを始めたばかりのときは、間違えるのが当たり前です。
間違えるたびに最初からやり直すよりも、「どこでわからなくなったのか」を見つけて、その部分を練習してみましょう。
練習できなかったからといって、レッスンを休まない
大人の方の場合、仕事や家庭の事情で練習できない週もあります。
練習できていないとレッスンを受けづらいと感じるかもしれませんが、できなかったところを先生と一緒に練習するのもレッスンです。
練習不足を理由に休んでしまうと、ピアノから離れる期間が長くなり、再開するハードルが上がってしまいます。
できなかったときこそ、次にどう進めればよいかを先生と一緒に整理してみましょう。
独学で始めるか、レッスンを受けるか迷ったら
現在はYouTubeのレッスン動画やアプリも多く、以前よりも独学でピアノを始めやすくなっています。
自分で楽譜や練習方法を選び、わからないところを調べながら進められる方は、まずYouTubeを見ながら弾いてみるのもよいでしょう。
一方で、
- 自分に合う教材がわからない
- 楽譜や指使いが合っているか不安
- 何度練習しても同じところで止まる
- 自分のレベルに合うアレンジを知りたい
- 動画と同じように弾いているつもりなのに、うまくいかない
- できるだけ遠回りせずに弾けるようになりたい
という方には、個人レッスンがおすすめです。
先生に習う一番のメリットは、自分では気づきにくい部分を、その場で見てもらえることです。
YouTubeの動画で一度弾いてみて、もっと詳しく教えてほしいところや、実際に自分の演奏を見てもらいたいところが出てきたら、レッスンを検討してみるのもよいでしょう。
大人になった今が、ピアノの始めどき
大人のピアノには、決められたゴールがありません。
基礎からしっかり学ぶのも、好きな曲を1曲だけ弾くのも、自分のペースで長く楽しむのも、すべて立派なピアノの続け方です。
カナコエ・ピアノアカデミーでは、大人の初心者の方にも、弾いてみたい曲や生活のペースに合わせたオンラインレッスンをご提案しています。
レッスンはZoom・LINE・Google Meetに対応しているため、ご自宅にあるピアノや電子ピアノで受講できます。
「何から始めればいいかわからない」という方も、まずはYouTubeの無料レッスンで、実際にピアノを弾いてみてください。
そして、
「もっと弾けるようになりたい」
「自分に合った曲や教材を知りたい」
「自分の演奏を先生に見てもらいたい」
と思ったときは、ぜひ体験レッスンをご利用ください。
現在のご希望や楽器の環境をお聞きしながら、一緒に最初の一歩を考えていきましょう。