大人の初心者ピアノの場合、楽譜にドレミを書いてもいい?
楽譜にドレミを書きたい!?
大人になってからピアノを始めた方の中で、なかなか楽譜を読むのが難しい、パッと読めないというご相談をたびたびいただきます。
楽譜が読めないという場合、楽譜に「ドレミ(音名)」を書きたいという人もいますし、書いた方が練習しやすいのであれば、大人の方ならば書いてもいいですよということが多いです。
ト音記号なら読めるけど、ヘ音記号は慣れていないから、左手の部分だけドレミを書きたいという人もいますね。音部記号には、ハ音記号というものもあるのですが、確かに、私もハ音記号の楽譜を読んでみてと言われると、慣れていないのでパッと読めないし、ドレミを書きたいきもちはすごくよくわかります。
ただ、楽譜を読むことは慣れなので、慣れてくると読めるようになるんですよね。
なので、「ドレミ」を書いていいのかどうかは、「自分が楽譜を読めるようになりたいのかどうか」で決めていいのではないかと思います。
もし楽譜が読めるようになりたいのなら、ドレミを書かずに、五線譜の楽譜になれることが大切です。
楽譜が読めなくても曲は弾けるようにはなる
楽譜が読めないとピアノが弾けないのかというと、そうでもないんです。今はドレミが書いてある楽譜もたくさんあります。
なので、とにかく曲を弾けることを重視するのなら、一旦楽譜を読めるようになることよりも、今取り掛かっている曲を練習するというのもありです。その場合は、楽譜にドレミを書いてそれで弾いて覚えるほうが、簡単かもしれません。
特に、その曲を仕上げる期限がある場合は、その方が手っ取り早いと思います。
自分で、1人で、曲を弾ける力を身に付けたいかどうか
でもそうすると、レッスンで弾いた曲は弾けるけど、この曲弾いてみようと楽譜を手に取っても全然弾けない、ということになってしまうんですよね。
もし、自分でも楽譜から音楽を奏でられるようになりたいと思うのであれば、やはり少しずつでも楽譜を読むことにチャレンジしてみるといいと思います。
子供向けのワークブックや、音楽アプリなどを活用するのもいいと思いますよ。
キーボードのブラインドタッチや、車の運転のように、慣れれば簡単にできることなので、あまり「できない!」と強く思わず、気楽に取り組んでみてくださいね!
