子どものピアノレッスン

ピアノでクラスの合唱の伴奏を弾きたいとき、何に気をつけて練習したらいい?

kanakoe

生徒がピアノ伴奏を頼まれることがある

私自身、小学校の音楽専科の講師をやっていたことがあるのでよくわかるのですが、小学校の音楽の先生は、必ずしもピアノが弾けるとは限りません。

今の小学校教員養成課程がそうなっているので仕方がないことなのですが、ピアノが弾けなかったとしても、授業用の音源がたくさんあるので、十分授業は成り立ちます。

ただ、やはり音楽祭、合唱祭などのときの伴奏はピアノで誰かが弾くケースが多いのではないかと思います。先生がピアノが弾けない場合、もしくは生徒に活躍の場を提供したいと考えている先生の場合など、色々なケースで生徒が伴奏を担当するということがあります。

最近では、ピアノが弾ける子がクラスに何人もいることが多く、その場合伴奏のオーディションを行い、そこで選ばれた人が伴奏を担当すると言うことも多いようです。

ピアノ教室カノンでは、普段のレッスンのほか、「伴奏を頼まれた、もしくは伴奏のオーディションに出たい」と言う場合は、その伴奏曲のレッスンも行っていますので、ぜひお気軽に先生に相談してみてくださいね。

ピアノ伴奏と、普通の演奏は違う!?

普通にピアノを一人で弾くのと、誰かの伴奏をするのでは、気を付けることが大分違ってきます。例えば、一人で弾くなら、少し速くなっても遅くなっても、気づかれないことが多いし、それ自体がカッコよく聞こえることもあります。

ただ、伴奏の場合、歌っている人がいるので、自分勝手に速さを変えることはNGです。得意じゃない箇所で急にゆっくりになったりすると、かなり目立ちますし、転調するなど音楽に変化があるときは、歌の人が伴奏の音を聞きながら歌っていることがあるので、絶対間違ってはいけない箇所というのがあります。

まずは、一定のテンポ(速さ)で最後まで弾けるようになろう

まず、自分の練習として最初にやってほしいことは、決まった速さで最後までつまづかずに弾けるようになることです。

最初のうちは、つっかえながら練習することが多いと思いますが、4小節ずつ、8小節ずつなどに分けながら練習していくと、だんだんと慣れてつまずかずに弾けるようになっていきます。

このとき、メトロノームに合わせながら練習することがポイントです。自分では一定の速さで弾いているつもりでも、メトロノームを使っていないと、いつの間にか速くなっていたり、遅くなっていたりすることがあります。

メトロノームは、最近の電子ピアノには内蔵されていることが多いですが、ない場合はスマホの無料アプリでも十分ですから、自分が使いやすいものを選んでみてくださいね。

歌いながら伴奏を弾いてみよう

最後まである程度弾けるようになったら、自分で合唱パートを歌いながら弾いてみることもおすすめです。ピアノの練習のときに、綺麗に歌う必要はなくて、つぶやくように歌うくらいで十分。「自分がこう弾いているときに、歌のメロディはこう言う感じなんだよな」というのが、普段の練習のときに意識できていると、かなり安定した伴奏になっていきますよ。

合唱の伴奏のレッスンは、動画添削レッスンもおすすめ

それでもなかなか伴奏がうまくいかない、本番までに間に合うか不安、もっと完成度を高めたいというときは、レッスンでフォローするのがおすすめです。合唱の伴奏は、通常のオンラインレッスンのほか、動画添削レッスンもおすすめです。

「本番だ!」と言う緊張感の中、最後まで録画して弾いてみるというのは、やってみるとかなり緊張するし、思いもよらないところで間違ったりすることがあります。

レッスンの録音は、何度撮り直してもOKですが、一度間違えたところは何度も間違えることもありますので、止まってしまったり、弾きにくいなと思うところがあれば、再度練習してから録音しなおすのもいいかもしれません。でも、難しいときは、そこをどうやったら弾けるようになるのか、先生に相談しながら練習をがんばっていきましょう!

体験レッスンはこちらから

体験レッスンはこちらからお待ちしています!

    ABOUT ME
    kanakoé <br>(かなこえ)
    kanakoé
    (かなこえ)
    作曲家ピアニスト&
    マーメイドパフォーマー
    こんにちは、作曲家ピアニスト&マーメイドパフォーマーのkanakoé 「かなこえ」です。 クラシックとジャズを融合させたような自由な表現で、ピアノを軸に新しい音楽を紡ぎ出しています。 海や自然の風景から多くのインスピレーションを受け、波のきらめきや深海の静けさを音に変えて、聴く人を幻想的な世界へと誘います。 その世界観は、マーメイドとしての活動やショーの中でも息づいています。 一方で、ピアノ教育にも情熱を注ぎ、長年にわたり個人レッスンやオンラインピアノ教室を運営してきました。 アーティストとしての経験を生かしながら、音楽の魅力を次の世代へとつないでいます。
    記事URLをコピーしました